転職活動をしている人には、ちょっと参考になるかもしれない話をしてみようと思います。
あなたは、同じ会社に何度もチャレンジしたこと、ありますか?
私は、ある会社に入りたくて、応募を繰り返し、4回も不採用になった経験があります。
何度もチャレンジしたくなるほど、どうしても入りたい会社って、過去にありましたか?
何度もチャレンジしたくなるまで情熱を持って、「そこで働きたい!」って思える魅力的な組織を見つけることの方が、本当は難しいのかもしれません。
ボクの転職の回数は、おそらく普通の人よりはるかに多いと思います。
今は、独立していますが、当時は、この会社以外にも、数え切れないほどの求人に応募した経験があります。
履歴書なんてざっと100枚は送っていますし、面接も50社ぐらいは受けてるとおもいます。
なので、履歴書の書き方なんて、ある意味プロの域に達しているとおもいます(笑)
当時、3通に1回は面接までいくことができる精度まで履歴書と職務経歴書の質は上がっていたとおもいます。エンタメ系の企業や、ネットショップ、ウェブ制作会社、ソフトウェア開発会社などを中心に探していたので、働きながらもより良い仕事がないか常に求人情報はチェックしていました。
日々、相当な時間をかけて履歴書や職務経歴書のブラッシュアップをしていたので、履歴書や職務経歴書の書き方で困ってる人がいたら、マジでレクチャーできますよ(笑)
4回も不採用になった会社の話に戻すと、初めの2回は書類選考で落とされました。
後の2回は面接で不採用をくらいました。
5回目のチャレンジの面接の時です。
その場で、
「キミのような経歴を持っている人は、珍しい。今働いている環境では、もったいない! ほぼ採用だから、結果の連絡をするまでもう少し待っていてください」
とその場で言われました。
その日たまたま担当になった面接官は、後に自分の上司にあたる人でした。
これからオープンする会社だったので、その面接の直前にその方が配属されたようで、後から考えると凄いタイミングだったなぁと思います。
理想の面接官との出会いや、タイミングが5回目のチャレンジでピッタリ合ったということも大きかったのですが・・・
5回目の面接では、「5回もチャレンジした」という事実が、アピールポイントにもなり、何度も落ちた人というマイナス要素ではなく、逆に熱意があることが伝わったようです!
懲りもせず、こんなに何度も応募してくる輩は、他にいなかったのではないでしょうか? 多分ボクだけだったとおもいます(笑)
転職を考える時って、多くの人は、スキルアップや給与など条件面でのグレードアップや、自分にとっての将来性などを基準にすることが多いと思います。
でも、本当はもっと大切なことがあるはずです。
「何としてでも入りたいくらい魅力的な会社を見つけること」
そして、
「何度振られても、何度もチャレンジすること」
「一度ダメだったぐらいであきらめないこと!」
3回、5回チャレンジしてもダメだったらその時は、縁が無かったんだなと思って次にいけばいい。
そんな情熱の方が大切なんじゃないかなあって思うんです。
それくらい熱く、バイタリティーのある人材を採用する側も求めているものです。
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5度目のチャレンジでは、1ヶ月も採否の結果を待っていました。実は、あまりに遅いので、正直もうダメかなって思っていました。
いつまでも待ってはいられないので、他の会社の求人にも応募していました。お目当の会社から電話が来る同じ日に、他の会社からも採用の連絡が来たのです。5分の差でした。
5度目のチャレンジをしたお目当ての会社からの電話は・・・
「採用が決まりましたので○月○日から出社できますか?」という内容のものでした。
「きたぁ〜!!」
その日は「空がいつもより青く青く見えました」
正に天にも昇る気持ちとは、こういうことに違いありません!
2001年のオープンに向けてスタッフを募集していたその会社は、アルバイトは数千人、社員は数百人でした。
入社時のオリエンテーションでの話によると、その同期の募集は、100名の枠に10,000名の応募があったそうです。
あけてみると倍率100倍という狭き門を通ることができていました。
最後の面接のとき、心の中ではこう思っていました。
「オレを入れないと、オープンできないよ! オレの力が絶対必要なんだ!」
生意気に聞こえますが、本気でそう思っていました。
前の4回の不採用時にも、心の中では、
「大丈夫? そろそろ仕事させてくれよ!」
なんて思っていました(笑)
やるからには、自分の経験や力を全てだす姿勢で、
それに相応しい組織を選ぶ。
そういう熱意は、きっと伝わるものです。
転職活動中の方、いい会社は、いまだに狭き門だと思います。だから有名企業なんかに採用されるのは本当に大変なことだと思います。
あなたの大切な時間と労力を費やすのに相応しい会社を見つけてください。
採用する側と採用される側は、「50:50」本来対等の立場です。人気の高い有名企業だからって、ひるむことは無いんです。
「いい人材が欲しい」
「いい会社に入りたい」
採用側もいい人材が欲しいのです。
あなたにもできます。頑張ってください!!